音楽の本質はなんでしょうか。楽譜に書かれた「音の構造」でしょうか。演奏会で聞く事の出来る「音の響き」でしょうか。作曲家、演奏者、聴
き手が頭に持っている「音の想像」でしょうか。音楽は何かを人から人へ伝える一種の言語でしょうか。それともただ一つの遊びでしょうか。音楽は時代と文化
を超えて理解出来るものでしょうか。音楽の民族性は民族の何とつながるでしょうか。同じ様に「音の響き」を持っている母語と関係があるでしょうか。同じ様
に「リズム」がある身体の運動と関係があるでしょうか。
これらの根本的な問題から出発して具体的な文化現象を深究し、また根本的な問題に戻るのは私の研究
の趣味です。